科学コミュニケーター&芸人、黒ラブ教授の新刊『雑談でわかる相対性理論』の増刷記念! 「サイエンス読書カフェ」が1月27日に読売新聞で開催!

2026年1月27日(火)、読売新聞東京本社3階で、『雑談でわかる相対性理論』(マイナビ新書)の著者・黒ラブ教授をゲストに「サイエンス読書カフェ」が開催されました。

サイエンス読書カフェは、“身の回りの科学”を中心に、さまざまなサイエンスの本が出ている中、毎回一冊の書籍をテーマに、著者を迎えて、直接お話を聞き、質問できる講座です。案内役は、日本科学技術ジャーナリスト会議元会長の小出重幸氏。

サイエンス読書カフェに登壇した黒ラブ教授
黒ラブ教授(左)と小出重幸氏(右)

黒ラブ教授は、国立科学博物館認定サイエンスコミュニケーターで、大学で教員(東京工科大学客員准教授、早稲田大学非常勤講師など)やさまざまな企業で科学コミュニケーションコンサルティングをしながら吉本興業で芸人をやっている異色の経歴の人です。

ニッポン放送アナウンサーである吉田尚記氏とさまざまな科学、サイエンスを根掘り葉掘りと聞いていくPodcast 番組『科学のラジオ』のパーソナリティーを担当し、番組で「アインシュタイン」を解説した回をベースにして、大幅に加筆・修正したマイナビ新書『雑談でわかる相対性理論』を昨年の夏にマイナビ出版から刊行しました。

アインシュタインの“相対性理論”。20世紀を代表するこの言葉も、いったい何のことなのか、素直に答えられる人は極めて少ないというアイロニー。

今回のサイエンス読書カフェでは、サイエンスコミュニケーターであり芸人という立場から、「科学の面白さを、興味のない人にこそ伝えたい」という教授の活動を通じて、「文系」「理系」の間にある偏見や壁をどう乗り越えるかが話題になりました。

笑いライブから「サイエンス読書カフェ」がスタート!

最初の自己紹介が終わると、黒ラブ教授が普段、お笑いライブでやっているネタ見せコーナーから「サイエンス読書カフェ」がスタートしました。会場では、お笑いライブを初めて生で見て驚いた人も多かったようです。

普段はお笑いライブでやっているネタを披露

そこから、次の5つのテーマで、教授のさまざまな活動などを踏まえて、お話しいただきました。

・笑い×科学コミュニケーション
・雑談×科学コミュニケーション
・企業×科学コミュニケーション
・研究×科学コミュニケーション
・NPO法人×科学コミュニケーション

受講者も参加した、100円ショップなどで売っている水風船を鼻の下にあてて伸ばしたり縮めたりする実験が、「分子」やエアコンの仕組みの解説に広がったりしました。芸人としてR-1に出場したときのお客さまや審査員の反応で、「理系・科学者」というキャラクター芸人として笑いをとるのではなく、あくまで「科学」を軸にテーマに笑いをとることが難しかったお話など、興味深かったです。

学生時代、大学の授業にはつまらなくさせる技術がいっぱい詰まっていて、芸人のテクニックで、内容は変えなくても面白おかしくできるんじゃないかと思いついた話、理系は無意識に上から目線で解説しがち、文系は理系が嫌いじゃなくて数学が苦手で理系を嫌いになる、科学者でも数学が苦手な人がいる、といったご自身の活動から気付いたことなどの話になりました。

そして今日の話のメインの一つとして、『科学のラジオ』の収録のつくり方など紹介。その裏には、たくさんの研究者への取材やネタのオーディションをして厳選されたネタを準備して、本番当日は、吉田アナウンサーとの、ほぼフリートークを収録。そこでは、いかにテンポを崩さずに話せるか、話の流れに適切な選び抜かれたネタを、さらにその場で選定しているそうです。

ここだけの話も飛び出し、雑談・脱線を交えながら、ネタだけでない、面白いお話が満載でした。

「そういう流れでつくられた番組を書籍版として作ったのが、『雑談でわかる相対性理論』です。ぜひお買い求めを」と、しっかり本の宣伝もしていただきました!

文系 vs 理系、の最先端研究を考察

最近の黒ラブ教授の研究課題として、「『文系vs理系』その思い込みはどこから来るのか?」というテーマで、最先端の研究をベースに、「文系・理系観で進路を選ぶのではなく、進路を選んだ結果として文系・理系観が生まれているのではないか」という考察から、参加者を巻き込んで、文系・理系お互いが持つ偏見は本当なのか、ジェンダーを含めた文系・理系に対しての通説について、白熱した議論が交わされました。

最後は、科学とお笑いを橋渡しする教授の活動について、「いつも、文系と理系の差と戦ってる感じです。どうしても文系から『理系がまた何か難しいことを話してるよ』、理系は理系で何か権威的な物の言い方的な感じで、『なぜ理解できないんだ?』とお互いに、どこかで誤解している気がするんです。その辺のさじ加減が、社会全体的に、もうちょっとお互いフレンドリーになったら、ずいぶん世の中が変わるんだろうなと思うんですけどね」と語っていただきました。

書籍の販売&サイン会の様子

オンライン配信もあり、18時15分から19時45分の90分にわたり、最後の質疑応答まで、楽しい講座が開催されました。配信終了後は、会場の締めるぎりぎりまで書籍の販売&サイン会が開催されて、大盛況の中、幕を閉じました。

書誌情報

書名:雑談でわかる相対性理論
著作者名:黒ラブ教授、 吉田尚記
書籍:1,199円(税込)
電子版:1,199円(税込)
判型:新書
ページ数:256ページ
ISBN:978-4-8399-89446
発売日:2025年07月28日
Amazon:https://www.amazon.co.jp/dp/4839989443
マイナビBOOKS:https://book.mynavi.jp/ec/products/detail/id=147835

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